■吸血鬼と少女達

長い年月を生きた吸血鬼。
彼にお願い事を頼む時は、彼が気に入った生贄を出す。
そんな決まりが、人間の中で勝手に出来ていた。
そして彼は街へと生贄選びにしぶしぶ参加することに。


::ラミア

街の外れの館に住む吸血鬼。
見た目は若いが、もう200歳にはなる。
館には人が遊びに来ないため、さみしく暮らしている。
願いを叶える時に生贄はいらないと思っているが、
それで一緒に暮らす人が出来るのは嬉しいらしい。
→関与作品:吸血鬼シリーズ











::シエガ

最初の生贄に選ばれた娘。
少しずつ視力を失った盲目の少女。
まだ光を感じることはできるらしい。
世界が見えない彼女は、
ただ話しかできない自分を選んだ吸血鬼に感謝している。
→関与作品:吸血鬼シリーズ











::アウローラ

シエガが死んでしまった後、
閉じこもったラミアを外へ連れ出した少女。
世話焼きで、贄が必要ない時に自ら館へと向かい、
生涯ラミアの相手をして館で暮らした。
人は吸血鬼を追いて逝くしかできないと文句を言っている。
→関与作品:吸血鬼シリーズ











::メリ

花のような笑顔と、蜜のように黄金の髪を持つ少女。
街が盗賊に襲われかけた時に、街を救う代わりに贄となった。
いつだって優しい少女はラミアに甘い平穏の幸せを教えた。
→関与作品:吸血鬼シリーズ











::エルピス

メリの妹であり四人目の贄。
人間との寿命の違いに深く傷つき、
再び閉じこもったラミアに希望を与えた女性。
→関与作品:吸血鬼シリーズ











::メイレー

ラミアを誰よりも愛し、様々な愛の形を教えた女性。
吸血鬼と村の関係に終止符をうち、
ラミアと幸せに暮らした。
→関与作品:吸血鬼シリーズ











::カノナス

森の魔法使いであり、ラミアの旧友。
ラミアを友人として大切に思うが、少々歪んでいる。
吸血鬼より寿命が短い人間の娘と結ばれることに否定的である。
→関与作品:吸血鬼シリーズ(アモルの楔)